猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

廻(めぐ)り

お気に入りを

そばに置いて独り占めするのは

幸せだけど

永く続かないことを

わたしたちは心の片隅で

予感している

 

同じように

 

「やったね♡」

「できた!」

「こんなふうになってるよ」

 

幸せな明日を描き

体の奥底で予感する

 

時に莫迦莫迦しくとも

否定が頭をもたげようとも

わたしたちは知らず知らずのうちに

手放す覚悟と受け入れる喜びを

同時に巡らせているのだから