猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

詩人は嘘つきか、嘘つきだから詩人なのか

決まってるわ

嘘つきな時もあれば

正直な時もある

詩人の顔をしている日もあれば

猫の顔で街を歩く日もある

それが仕事なのでしょ

楽しそうで何よりじゃない

 

ふたつほど向こうの星から

先輩が呼びかけてきた

どこにいようが

誰といようが

いつもと変わらない

数ヶ月連絡が途絶えても

わたしが悩みの種を育て始めると

タイミングを見計らうかのように

通信が復活する

 

先輩はどっちなんです?

 

さあねえ

宿題にしましょ

次にあなたが新しい悩みをこさえるまでの

 

しっぽを大事になさいな

 

いつもの挨拶で通信は切れ

少しだけひげがピン!となった

わたしが画面に映った

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