猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

こわいゆめ

気づけば

じっとり汗をかいて

安全な自宅の寝床にいた

 

こわいゆめの正体は

たいてい自分自身なのに

半分眠った脳が

潔くそれを否定する

 

雨が消えることがないように

感情もまた

空が青くなった頃

あふれて全てを連れ去ってしまう

 

気づけば

じっとり汗をかいて

安全な自宅の寝床にいた

 

こわいゆめの正体は

たいてい自分自身なのに

半分眠った感情が

潔くそれを否定する

f:id:Sala-Y:20200713114747j:plain

イラスト:いとうのりこ さん(イラストACにて公開中の作品)