猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

つけ置き洗い

あと1週間もせず

4月はいくので

投げやりなままの衣替えに

ようやく着手する

 

と言っても

クリーニング店が次に開店するのは

いつになるのか

夏の暑さは今年も前倒しなのか

 

パンデミックは

 

いやいや

悩むぐらいなら

手を動かせよと苦笑いしつつ

鍋蓋のような雲のもと

僕は毛糸の帽子と手袋を

つけ置き洗いする

 

そうして

無理やりにでも

笑って元気を蓄えている

いつかの誰かに手渡せるように

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