猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

幸せだと胸をはれずとも

大人になるにつれ

反抗期とは無縁になるのだと

ふつうはそういうものだと

何もかもからはぐれた心に

そんなことばが根付くはずもなく

ついには曲がり角の曲がり角の

そのまた奥まで歩いてきてしまった

 

幸せだと胸をはれずとも

幸せだと一瞬でも笑えればいい

 

命が傷つくたび

そう繰り返している