猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

まだ存在するものならば

時々ささやかに理由をつけて
きみを遠ざけた
とりあえず意味が欲しくて
きみを遠ざけた

さがしたのは
丸まった背中と
跳ねた髪

肩をトンとした時の

弾ける笑顔


この星の片隅にでも

この光景がまだ存在するのなら

いますぐ後悔をやめるのに