猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

夢みる夢太と言われて

夢みる夢太と言われて

ぼくは種を蒔いた

知られないよう

ひっそりゆっくりあわてずに

 

夢みる夢太だと心を引っ掻かれて

ぼくは種を育てた

気づかれないよう

こっそりのんびりあせらずに

 

夢みる夢太と言われても

ぼくはあきらめず

着々とコツコツと

傷つきながら微笑みながら

花を咲かせ続けている