猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

星を喰いながら

あやふやな幸せの捏造より
手近な不幸せを書き込む日常
自分の中にあるのか
他人の手元にあるのか
時々区別がつかなくなる
 
目は追いつかず
耳からは芥が溢れ
結局何も知らなかった頃へ退化する
 
振り絞って永遠を叫んだところで
すり減るばかりの世の中で
何を託し
何を見つけ
何を歌おう
まだ問わずにはいられないのだ
星を喰いながら