猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

夢から醒めて

夢から醒めて

それだけで

あたしはバカみたいに安堵する

まだ
この足が星の上に立っている
そのことに
全身全霊で安堵する

眠っていただけだと
かすかな焦りを感じながら
それでも安堵する

 

まだ
この命が星に食べ尽くされてはいないと
全身全霊で安堵する