猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

だったら捨ててしまいなさい

見飽きた朝が

初めての顔して訪れる


風も光も君の声も

ふだん使いの少しくたびれたシャツも

ひとつとして繰り返されることはなく


すっかり見飽きた輪廻の途中を

初めての顔して訪れる


だったら

歯切れの悪い哲学なんぞ

いっそ捨ててしまいなさい


恋してる間は