猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いつかの土曜日に

木っ端の四角いコースター

冷えひえのアイスティを

のせました


いつかのあの人想うのは

悲しいことだと

沁みていて


木っ端の四角いコースター

冷えひえのアイスティを

のせました


残ったシミは

ハートの形が崩れたみたいで

お酒が呑めたらどんなに楽か

そんな気分に浸るのです


いつかの土曜日

木っ端の四角いコースター

冷えひえのアイスティーを

のせました


崩れたハートのそのまた上に

重ねました