猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

詩人屋さんの打ち明け話#3

私ごとですが


独占してつなぎとめること

手段は選ばず


あの人との愛を

そんな風に始めてしまったので

あっという間に愛ではなくて

独り相撲になりました


私ごとですが


相手も同じ風であったので

なにやらかにやら

とっちらかってしまいました


それでやっぱり

時間はかかりましたが

どちらからともなく

一緒にはいられない

ということになったのです


旅猫同士

どこかでばったり出会っても

互いがしっかり生きていることが

相手へのエールにもなるでしょう


抜けない棘はたまに自己主張するけれど

それは相手も同じことなので

少し泣いて忘れることにしています