猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

飲み込む

いま

飲み込んでしまった単語

それはそれでよかったんだ

誰も傷つけずに済んだから


いま

飲み込んでしまった思い

一度は沈んでいっても

何かの拍子に浮き上がり

誰かを傷つけるだろうか


いま

小さく吐き出した毒

これ以上濃くなる前に

自分で濾過できるうちに


なんでもないよって

言える弱さを持てるように


なれるだろうか

ぼくも