猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

青葉若葉の候

長い袖では肌にはりつき

短い袖では鳥肌がたつばかり

降るかと思えば痛いほど

雲間の光差す


心揺れ

体もゆらぎ

早すぎる季節を追って足がもつれる


長い髪ではおさまりつかず

短い髪では隠れられず

晴れたと思えばいつの間に

しなやかな雨に烟る