猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

気のすむまで泣けばいい

慎ましやかな不幸せも

きらびやかな絶望も

切り捨てるでもなく

かきわけるでもなく

凹凸のどちらかにすえれば

それで済む


昼だけではなく

夜だけでもない


笑いだけでなく

哀しみだけでもない


聴くひとがいないなら

空に打ち明ければいい


星が海のように広がるから

気のすむまで泣けばいい