猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

熱々ビスケット

粉々になった青色と

はがれ落ちた灰色を

程よく固めにこねたのです


かつてあったであろう

星に思いをめぐらせ

夢やら後悔やらでコーティングして

焼きあげるのです


迷いも嘘もそのままに

ただ焼きあげるのです