猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

誰かに触れられた遠くにある感情

見られたくなかったり

知られたくなかったり

できれば

そっとしておきたいし

そっとしてもらいたいし


そんな感情が遠くの遠くに

見えるか見えないかぐらい

ふだんは自分でも気づかない


その人は

いとも簡単にそこに触れては

かき回していくのです


気のせいだ

悪いのはあたしだ


でも

だんだんどうしようもなくなって

その人とは距離をおきました


そのうち

声も気配も思い出せなくなったので

ようやく飼猫に話して聞かせられるぐらいには

なったのですよ