猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

蝕事

生まれ落ちる前から

決められていたのは

星を食べたり

星に食べられたり

それをくりかえしながら

終わる日まで過ごすこと


そう言えば命の中に

星の名残はいくつもあって

たとえば心だって時間のように

急いだりゆっくりになったりする


生まれ落ちる前から

決められていたのは

星を食べたり

星に食べられたり

それをくりかえしながら

終わる日まで過ごすこと

命によりそって過ごすこと