2018-01-26 元カレ ふたり お茶ぐらい飲ませてよ そう言って君は 捨てられずにいた大ぶりのマグを 食器棚の奥からさがしあてる これ好きだったんだよね そう言って君は 当たり前のようにあたしの淹れたコーヒーを飲んでる 大好きが湧きだした分だけ 大嫌いも降ってきた なんてバカバカしい物語の結末 君が帰った後 ふたり分のマグを洗う ポタポタと涙のように水を滴らせて