猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

日曜の夜8時

日曜の夜8時

なにもかも払いのけようと

無意味に腕をふり回す


日曜の夜8時

なにもかも消してしまおうと

無意味に歩幅を広くとる


そうやって街をゆけば

居場所のない心地悪さも

手放せそうで

無意味に口角上げてみる


日曜の夜8時

なにもかも忘れようと

無意味に季節を泳いでく