猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

きみを想わない日がきたとしたら

明け方

飲み干したように

雨は上がり


次の季節が

容赦なく実を結ぶ


わたしはまた

孤独を気どって

物分かりのいいふりをする


きみを想わない日がきたとしたら

わたしはもう

孤独を気どる必要すら

なくなったということなのだろう


明け方

飲み干したように

雨は上がり


次の季節が

容赦なく風を紡ぐ


わたしはまだ

孤独を気どって

物分かりのいいふりをする