猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いろは歌

耳鳴り続きの

いろはにほへと

街のまんなか

うつろな心


耳鳴り続きの

ちりぬるをわか

心の中だけ

生き地獄


耳鳴り忘れの

よたれそつねな

海の底では

踊れましょうか


耳鳴り忘れの

らむうゐのおく

それとも流れに

まかせましょうか


耳鳴りたどれば

やまけふこえて

あさきゆめみし

ゑひもせす