猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

一日花-A

きみに明日が来ることが

うらやましくて

憎くて


そのくせ

「きみではなくてよかった」


そうも思うんだ


きみが昨日を知っていることが

うらやましくて

愛おしくて


それで

「もしもぼくだったら」


身勝手に想像するんだ


きみが見ているのは

もうぼくじゃない


きみが見たいのは

もうぼくじゃない


きみが好きなのは

もう