猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

終わりの日

なつかしく空がにじむのを

もう止めることはできなくて

ただ

抱きしめられていたんだ


なつかしく風がこわれるのを

もう止めることはできなくて

ただ

叫んでいたんだ


なつかしく誰かが歌うのを

もう止めることはできなくて

ただ

涙をぬぐったんだ