2017-08-17 無頓着に ふたり 無頓着にひらいた視界の なんとも無防備なこと 呆れるほど無気力な それでいて 誰かを打ちのめした 夢のあと味 無頓着にひらけた空の なんとも無防備なこと 呆れるほど恩知らずな それでいて 誰かの涙を吸った 移ろい花の色味 無頓着にねころぶ二人の なんとも無防備なこと 呆れるほど笑顔はじけて それなのに 急に黙り込んだ 夏の終わり