猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

蝉は白く空は青く

きみの名が風に散る

風鈴は揺れ雲は遠く

きみの名が雨を彩る


いつだって憧れは

さびしさと隣り合わせ

夏がくるたび思い知らされて

ぼくは涙すら流せずにいる


蝉は白く雲は遠く

心は揺れ

きみの名を呼ぶ夏