猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

あたしを裸にするもの

気まぐれな風でなく

無情な夏の陽でもなく

湯あみのくつろぎでもなく

旅の開放感でもなく

酒の酔いでもなく

あなたの指ですらなく


燃やし尽くすような

嫉妬だったのです


おかげで

すっかりむき出しに

なってしまいました


こんなに傷だらけで

汚れてしまって

一生知られたくなかったのに

とうとうむき出しになってしまいました