2017-05-20 きみが好きだった ふたり 散り散りの朝と 退屈な魔法 そんなものにまぎれて ぼくは夢を見なくなった はなればなれの雲に 想い出をつめこめば 五月の風に さらわれていった かわるがわる別れ話のあと キスを交わして ハグを躱(かわ)す そんな日々が 狂おしく そんな日々でも 愛おしかった