猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

遠くに置きっぱなしの昨日のこと

涙をためたりは

しません


愛を夢みたりも

しません


砂を数えたりも

しません


星を嘆いても

ものたりないのだから


笑っていても

どこか空虚で


抱き合っていても

なんか冷たくて


雨が降っても

忘れてしまうなら


会わなかったことに

できれば


あなたなんて

あなたとなんて


はじめから