猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

悲しいのは

悲しいのは

残像のような季節

さびしいのは

わずかな希望と残酷さを映す空


恋しいのは

いつだってあなたの背中だけだ

衣擦れの音さえ聞こえない

あの時間だけだ


雨に染まった

あの時間だけだ