2016-10-12 思春期 散文詩 まだ傷のついてない心の底に 苛立ちを携えて 少年は戸惑っていた 黒いもの 濁ったもの 尖ったものやら重いもの 大人たちは愛情の合間に 時々無茶苦茶な 言霊を投げてくる 投げ返したものか 避けるべきだったのか まだ傷のついてない心の底に 苛立ちを携えて 少年は黙り込んだ これ以上 自分が溢れださないように