猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

日常

デジタル表示のチケット

触れることのできない紙幣


百冊の本も指先で思いのまま

心も時も重ねるほどに疲弊して

便利というご都合主義な気分から

いつか解放されるだろうか


素早く愛の言葉をスクロールしながら

改札すり抜ける日常