猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

心の光量は そりゃもう耳をふさぐほど

言葉になんてできやしないから

欲し続けていたのさ


心の風量は そりゃもう脳をもぎとらんばかり

絵に描くなんてできやしないから

叫び続けていたのさ


心の重量は そりゃもう体からはみ出しちまって

見つかりっこないんだから

落ち続けていたのさ


たったひとつの

深々とした穴へ