猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

家まで歩こう

アジサイのような

まあるい瞳で

君がにこにこ見上げてくる


雲とかくれんぼ出来るから

雨のさんぼが好きなんだね


アジサイのような

まあるい声で

君は何か歌ってる


大きな傘にいっしょに

いられるから

雨の夕方が好きなんだね


小さな傘を大事そうに抱えて

こぼれそうな命を抱えて


だから


小さな手を握って

家まで歩いていこう