猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

珈琲

よくばりなまま

旅から戻り

感情をほどいて

ようやく気づく


こんなにもからっぽ

こんなにもぎゅうぎゅう


あなたを好きな

わたしが好きだ


ふたりの時間を久々に持て余し

困り顔して珈琲を淹れる

あなたが好きだ