猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

きみが好き

せかすほどにのろのろと

せかすほどにゆるゆると


どうして?と見上げて

きみはくにゃりとお腹を空に向ける


月と星に見守られ

ふわふわ遊び回ったあと

耳元で鳴いて

やっとたぐりよせた夢から

冷たい肉球で僕を連れ出すきみ


おやすみも言わずに

パジャマの胸にもぐりこんだ