猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いつかあなたへ

差し伸べられた手を

背中を押してくれた言葉を

抱きしめられた温もりを

ささやかな団らんのように


空をあおぐ瞳を

風に触れた指先を

寄り添う強さを

地中に伸ばした根のように


いつかあなたへ

その時がきたなら


いつかあなたから

手渡されたように


いつかあなたへ