2015-08-02 夜が食べ尽くす 童話詩 夜は狡猾だから 曖昧な気持ちに 気づかないふりをする 夜は聡明だから ためらいがちな視線を 隠してしまう 夜は哀しいから 生まれたての感情を 食べ尽くす かけらも残さず食べ尽くす