猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

だあれだ

記憶はなりすまし

記録は抜け落ちて


森の中

最後に希望と引き換えたのは

いじらしいぐらい

かすかな呼吸だった


ライオンは歌う


眠らない仔は

だあれだ

噛み付かれたい仔は

だあれだ


夢を食べたのは

だあれだ