2015-05-16 どうかしてた 散文詩 通学途中に浮くのが嫌で スニーカーで思いきり 畦道走ってた 雨の教室 レインコートで浮くのが嫌で 晴れた日と 同じ格好で笑ってた 冷えた足元 まとわりつく制服 鎧よりさびしかった 誰よりもひとりぼっち 誰よりも惨め そんなこと信じて どうかしてた 雨の季節は 心が少しそっぽを向いて 青みがかった風がふく