猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

どうかしてた

通学途中に浮くのが嫌で

スニーカーで思いきり

畦道走ってた


雨の教室

レインコートで浮くのが嫌で

晴れた日と

同じ格好で笑ってた


冷えた足元

まとわりつく制服

鎧よりさびしかった


誰よりもひとりぼっち

誰よりも惨め

そんなこと信じて

どうかしてた


雨の季節は

心が少しそっぽを向いて

青みがかった風がふく