猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

積み木の心

捨てたいと願うものほど

下のほうにあって

揺らぎも動きもしないから

上に新しく重ねてみた


捨てたいと願ったものは

しばらくそのままだったけど

だんだんひび割れ色褪せて

重ねた積み木をのせたまま

ふわりふらりと揺らいでる