金木犀の香りがくぐもっている 晩夏のひと粒が弾けたような午後 雷雨となり それでもその人の部屋に満ちた香りは 消えなかった 帰りしな 雨宿りを兼ねスーパーに寄る 土曜は揚げ物がお手頃価格で 僕の腹もぐううと鳴った 唐揚げのパックをふたつ ひとつは夕…
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