猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2022-12-23から1日間の記事一覧

ペンダント

人の心ほどではないに違いない。 絡まった鎖を不器用にほぐしながら、女は思う。 時を経ても、傷は広がり続けるか深くなる。 忘れられないのはこちらだけだとしてもだ。 納得と疑念がよりよりより、とねじられひねられ見えない枷となっているのは、誰より知…