二重にかけた鍵を 3度確かめ ガタガタ押したり引いたりして ようやく気が済む それからいかにも沈痛な風を装って 熱でトロトロの街に出かけるのである 立秋が過ぎたとて 熱中症の警報は止まらず ひぐらしすら鳴かない こうなって何年目だ全く ぼんやりと口…
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