猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2021-04-21から1日間の記事一覧

濡れた木々に息をつく

濡れた木々の 香りを浴びれば ようやく心が息をつく 春は短く夏長く 秋また短く冬長く 繰り返されて 押し流されて ただ身体のみ運ばれる 濡れた木々の 香りを浴びれば ようやく魂が息をつく そうして身体に追いつくのである RF素材