猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2020-07-20から1日間の記事一覧

押しつけ屋-1

「半端に余ったのでよかったら」 その人は 子どものこぶしほどの 可愛らしい包みを 押しつけてきた いやいや 不足はありませぬ そう声を発するまも与えず その人は 「では、ね」 足早に消えた 巷で流行りの 押しつけ屋である ふうう、と知らないうちに ため…