右眼も左眼も すっかり眠ってしまうと 右腕と左足が あるじを起こさぬよう そっと褥をはなれた しばらく逡巡していたが 燃え落ちた星のカケラぐらいは 拾えるだろうと 連れ立って出かけたのである 砂は焼け焦げ 空も熱く そんな夜も乙なもの 右腕と左足は 星…
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