猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2019-12-25から1日間の記事一覧

悲しく幸いだ

季節はかけ足だと 誰かが諦め顔で笑う 時は無情だと 誰かがしたり顔で呟く そうだ とどめておきたい思いほど 移ろいやすく 忘れたい情景ほど トゲに変貌する 上書きできないほど傷ついても 悲しく幸いだ わたしたちはここにいて それを知ることができるのだ…