足先が急に冷たくなって 空が遠くなった朝 迷う風もなく歩く人らと すれ違う 耳を満たし目を満たし 指先だけで世界を捉えたつもりになって 銀杏がカサカサ降って モズが悲しげに鳴いても 誰も気づかず行ってしまう 耳たぶが急に冷たくなって 空が遠くなった…
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