猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2017-09-14から1日間の記事一覧

正夢

ざらざらした星空を 記憶だけを杖にして 今夜も歩く 砂に足をとられるから 記憶だけを味方にして 雨ざらしの時をいく 人の心を編みあげるくせに 感情は遠くで苦笑いする 正しくなくてもいいじゃないか 耳元で囁かれ 今朝も夢から転げ落ちる